口腔外科では、親知らずの抜歯などの外科的な処置や顎関節症治療など、お口の中や顎、お顔を対象に治療を行います。また、親知らずの抜歯・顎関節症の治療などは、正確な歯の位置や顎の状態を把握した上で処置するためにCTを撮影することで確認しています。
※当院は歯科用CTを導入しています
口腔外科で治療を行う疾患
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- 親知らずの抜歯
- 顎関節症
- お口や粘膜、顎の骨の疾患・腫瘍
- 唾液腺の疾患
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- 顎変形症
- 先天性の疾患(口唇口蓋裂など)
- 外傷による怪我 ・・・など
※症状や難度によっては病院や口腔外科専門医へご紹介する場合があります。
親知らずについて
抜歯について
親知らずは現在問題がある、もしくは将来的に問題がでてくると考えられる場合に抜歯を行うため、問題がなければ抜歯する必要がない場合もあります。そのため、歯の向きをレントゲンやCTを撮影することで確認し、正確に診断を行います。
抜歯をした方がいい3つの理由
1) 虫歯になりやすい
1) 虫歯になりやすい
親知らずに歯茎が覆いかぶさっていたり、一番奥に生えてくるため、歯磨きが最も難しく清掃不良から虫歯になる可能性が非常に高い部分です。親知らずだけでなく、手前に生えている12歳臼歯も親知らずの影響を受けて虫歯にならないように注意が必要です。
2) 歯並びに影響がでることがある
2) 歯並びに影響がでることがある
親知らずが骨の中にある場合、多くは前に向かって倒れて生えています。その場合、少しずつ前の歯を押してしまうため、全体の歯並びに影響がでてくることがあります。
3) 智歯周囲炎になりやすい
3) 智歯周囲炎になりやすい
親知らずのことを歯科では「智歯」と言い、親知らず周辺の清掃不良による歯茎の炎症を「智歯周囲炎」と言います。原因は清掃不良だけでなく、疲れやストレスが溜まっているときにも起こりやすく痛みがでます。女性は妊娠中に痛みが出た場合、レントゲン撮影や投薬ができないため、妊娠前に抜歯しておかれると安心です。
顎関節症について
顎の関節に痛みや症状があり、食事や会話が困難な場合、治療が必要になります。原因はストレスや歯ぎしり・食いしばり、悪い咬み合わせ、頬杖などの日常の癖など様々です。主に、歯ぎしり・食いしばりによる顎関節への負担を軽減するためにマウスピース(スプリント)を使用し治療を行います。患者様の症状に合わせた治療方法をご提案いたしますので、一度ご相談ください。